着色料｜日農化学工業株式会社　日農食品販売株式会社

アカキャベツ色素

アブラナ科アカキャベツ（学名:Brassica oleracea LINNE.）の葉より弱酸性水にて抽出、高度な精製を経て得られたアントシアニン系の赤色色素です。530nm付近に最大吸収波長を持ち、pHの変動により色調が変化します。酸性域で赤紫色を呈し、熱・光に対して非常に安定です。水・アルコール・プロピレングリコール・酢酸等に可溶、油脂類には不溶です。日農化学のアカキャベツ色素は、アカキャベツ特有のにおいを軽減してありますので、幅広い用途にご使用いただけます。

外観: 濃赤紫色の液体で僅かに特有のにおいを有します。
色調: 酸性水に溶解すると鮮明な赤紫色を呈します。
（λmax=530nm付近、pH3.0）
pH: pHの変動により色調が変化します。
　酸性 --- 中性 ---アルカリ性
赤〜赤紫　紫〜青紫　　青緑色
溶解性: 水、アルコール、プロピレングリコール、酢酸に溶け、油脂に不溶です。
粉末品R-K100Pは賦形剤を含むため、高濃度のアルコール、プロピレングリコールに溶けないことがあります。
耐熱性: 熱に対して比較的安定です。
本品の0.12%水溶液（pH3.0）の80℃・30分加熱後の色素残存率は、約90%です。
耐光性: 光に対して比較的安定で、アントシアニン色素の中では安定性は良い。本品の 0.12%水溶液（pH3.0）の蛍光灯3000Lux・4日間照射後の色素残存率は約100%です。

■　ニチノーカラー	赤キャベツ色素N	濃赤紫色の液体	用途：漬物、飲料、ゼリー等
■　ニチノーカラー	R-K80A	濃赤紫色の液体	赤味が強い（波長：526nm付近）用途：漬物、飲料、ゼリー等
■　ニチノーカラー	R-K100P	濃赤紫色の粉末	用途：キャンディー、菓子等

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ムラサキイモ色素

ヒルガオ科ムラサキイモ（学名:Ipomoes batatas POIRET）の塊根より弱酸性水にて抽出、高度な精製を経て得られたアントシアニン系の赤色色素です。530nm付近に最大吸収波長を持ち、pHの変動により色調が変化します。酸性域で赤紫色を呈し、熱・光に対して非常に安定です。水・アルコール・プロピレングリコール・酢酸等に可溶、油脂類には不溶です。日農化学のムラサキイモ色素は、ムラサキマサリ及びアヤムラサキを原料に使用しています。ムラサキマサリを使用した製剤では、「果汁飲料，果汁入り清涼飲料，漬物類」に使用しても他社特許に抵触することなくご使用いただけます。

外観: ニチノーカラーR-M830Aとニチノーカラー紅イモ色素Mは濃赤紫色の液体で僅かに特有のにおいを有します。
粉末製剤ニチノーカラーR-M100Pは紫赤色の粉末です。
色調: 酸性水に溶解すると鮮明な赤紫色を呈します。
（λmax=525nm付近、pH3.0）
pH: pHの変動により色調が変化します。
　酸性 --- 中性 ---アルカリ性
赤〜赤紫　紫〜青紫　　青緑色
溶解性: 水、アルコール、プロピレングリコール、酢酸に溶け、油脂に不溶です。
粉末品R-M100Pは賦形剤を含むため、高濃度のアルコール、プロピレングリコールに溶けないことがあります。
耐熱性: 熱に対して比較的安定です。
本品の0.12%水溶液（pH3.0）の80℃30分加熱後の色素残存率は約92%です。
耐光性: 光に対して比較的安定で、アントシアニン色素の中では安定性は良い。
本品の0.12%水溶液（pH3.0）の蛍光灯3000Lux・4日間照射後の色素残存率は約100%です。

■　ニチノーカラー	紅イモ色素M	濃赤紫色の液体	ムラサキマサリ原料。用途：漬物、飲料、ゼリー等
■　ニチノーカラー	紅イモ色素160	濃赤紫色の液体	ムラサキマサリ原料。紅イモ色素Mの2倍濃度品。用途：漬物、飲料、氷菓等
■　ニチノーカラー	R-M830A	濃赤紫色の液体	アヤムラサキ原料。用途：ゼリー、キャンディー、氷菓等
■　ニチノーカラー	R-M100P	赤紫色の粉末	アヤムラサキ原料。用途：ゼリー、キャンディー、氷菓等
■　ニチノーカラー	R-M200P	濃赤紫色の粉末	アヤムラサキ原料。R-M100Pの2倍濃度品。用途：ゼリー、キャンディー、氷菓等

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シソ色素

シソ科シソ（学名:Perilla frutescens BRITT.var.acuta KUDO）の葉より弱酸性水にて抽出、高度な精製を経て得られたアントシアニン系の赤色色素です。520nm付近に最大吸収波長を持ち、pHの変動により色調が変化します。酸性域で赤紫色を呈し、熱・光に対して比較的安定です。水・アルコール・プロピレングリコール・酢酸等に可溶、油脂類には不溶です。日農化学のシソ色素は、高度な精製技術により溶解性が向上しており、幅広くご使用いただけます。

外観: 濃赤色の液体で特有のにおいを有します。
色調: 酸性水に溶解すると鮮明な赤〜赤橙色を呈します。
（λmax=520nm付近、pH3.0）
pH: pHの変動により色調が変化します。
　酸性 --- 中性 ---アルカリ性
赤〜赤紫　紫〜青紫　　青緑色
・本品は、アントシアニン色素の中でpH による発色性の差が大きな色素です。pH3.0を基準としてpH2.0は約2倍の発色に、pH4.0は約1/3の発色になります。
溶解性: 水溶性ですが、冷水や塩濃度の高い溶液にはやや溶け難くなります。含水アルコールでは溶解性が向上します。
耐熱性: 熱に対して比較的安定です。本品の0.16%水溶液（pH3.0）の、80℃・30 分加熱後の色素残存率は、約80%です。
耐光性: 光に対しては比較的安定です。
本品の0.16%水溶液（pH3.0）の、蛍光灯3000Lux・4日間照射後の色素残存率は、約93%です。

■　ニチノーカラー	R-S220A	赤紫色の液体	用途：梅漬け、しば漬け等
■　ニチノーカラー	R-S520A	赤紫色の液体	R-S220Aの約3倍濃度品。用途：梅漬け、しば漬け等

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アカダイコン色素

アブラナ科ダイコン（学名:Raphanus sativis LINNE）の根（アカダイコン）より弱酸性水にて抽出、高度な精製を経て得られたアントシアニン系の赤色色素です。513nm付近に最大吸収波長を持ち、pHの変動により色調が変化します。酸性域で赤橙色を呈し、熱・光に対して比較的安定です。水・アルコール・プロピレングリコール・酢酸等に可溶、油脂類には不溶です。日農化学のアカダイコン色素は、高度な精製技術によりアカダイコン特有のにおいを低減してありますので、幅広くご使用いただけます。また、初の国産アカダイコンを使用した製剤もご用意しています。

外観: 赤ダイコン色素120J、R-R610Aは赤橙色の液体で、それぞれ特有のにおいを有します。
粉末製剤R-R200SPは赤橙色の粉末です。
色調: 酸性水に溶解すると鮮明な赤〜赤橙色を呈します。
（λmax=513nm付近、pH3.0）
pH: pHの変動により色調が変化します。
　酸性 --- 中性 ---アルカリ性
赤橙〜赤　赤紫〜青紫　　緑色（赤色が混在）
溶解性: 水、アルコール、プロピレングリコール、酢酸に溶け、油脂に不溶です。
粉末品R-R200SPは賦形剤を含むため、高濃度のアルコール、プロピレングリコールに溶けないことがあります。
耐熱性: 熱に対して比較的安定です。
本品の0.16%水溶液（pH3.0）の80℃・30分加熱後の色素残存率は約86%です。
耐光性: 光に対して比較的安定です。
本品の0.16%水溶液（pH3.0）の、蛍光灯3000Lux・4日間照射後の色素残存率は約100%です。

■　ニチノーカラー	赤ダイコン色素120J	赤色の液体	国産原料を使用した、より高品質な製品。用途：漬物、キャンディー、飲料等
■　ニチノーカラー	R-R610A	赤色の液体	用途：漬物、キャンディー、シロップ等
■　ニチノーカラー	R-R120A	赤色の液体	R-R610Aの2倍濃度品。用途：漬物、キャンディー、ジャム等
■　ニチノーカラー	R-R200SP	赤色の粉末	用途：漬物，ジャム等
■　ニチノーカラー	R-R500SP(S)	暗赤色の粉末	R-R200SPの2.5倍濃度品。用途：漬物、ジャム等

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ベニコウジ色素

紅麹菌が産生する色素を含水アルコールにて抽出、精製して得られた赤色色素です。490nm付近に最大吸収波長を持ち、弱酸性～中性付近で赤色を呈します。熱には比較的安定ですが、光に対しては不安定です。水・アルコールに可溶、油脂類には不溶です。日農化学のベニコウジ色素は、赤味のより強いタイプ等色調の異なる製品を取り揃えております。優れた染着性を活かした表面着色、練り込み混和着色にご使用いただけます。

外観: 暗赤色の液体で特有のにおいを有します。
色調: 食品に使用したとき、練りこみなど混和着色の場合はやや紫味の赤（魚肉ソーセージの色）を呈します。
本品の色素液に浸漬、又は塗布して着色するときは朱赤（やや暗いカニ蒲鉾の色）を呈します。
（λmax=495nm付近）
酸性：色調の変化はありませんが、pH4前後で色素が不溶化して濁りや沈殿を生じることがあります。
アルカリ性：不安定で徐々に橙赤色に変化します。
溶解性: 本品は水、含水アルコールに可溶、油脂に不溶です。
酸性側（pH4前後）で色素が不溶化して析出し、濁りや沈殿を生じます。
耐熱性: 比較的安定で、通常の調理加工には充分耐えます。
耐光性: 耐光性は劣ります。着色された加工食品は、なるべく遮光した包装をお奨めします。
本品の0.16%水溶液（pH3.0）の、蛍光灯3000Lux・4日間照射後の色素残存率は、約93%です。

■　ニチノーカラー	MNS	暗赤色の液体	用途：水産加工品、米菓、タレ等
■　ニチノーカラー	MNS-R	暗赤色の液体	MNSと比較して、より赤味の強い製品。用途：水産加工品、タレ、着色麺等
■　ニチノーカラー	MNS-P3	暗赤色の粉末	MNSと比較して、濃度が3倍の粉末品。用途：水産加工品、飲料、着色麺等

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クチナシ黄色素

アカネ科クチナシ（学名:Gardenia augusta MERRILLまたは、Gardenia jasminoides ELLIS）の果実より水または含水アルコールにて抽出、高度な精製を経て得られたカロテノイド系の黄色色素です。440nm付近に最大吸収波長を持ち、水に溶解して黄色を呈します。中性付近～アルカリ性では、熱に対しては比較的安定ですが、光に対してはやや不安定です。水・アルコール・プロピレングリコール・酢酸等に可溶、油脂類には不溶です。日農化学のクチナシ黄色素は、精製により緑変の原因となるイリドイド配糖体を除去、原料由来のにおいも低減しています。液体,粉末品の他、溶けやすい顆粒品もご用意しています。

外観: Y-KH15：橙黄色の液体、Y-S15P：橙黄色の粉末、Y-3000：橙黄色の顆粒。
色調: 本品は僅かに特有のにおいを有し、水に溶けて鮮明な黄色を呈します。
（λmax=440nm付近）
pH: 酸性：酸性での色調変化はありませんが、経時安定性がやや劣ります。
アルカリ性：アルカリ側での経時安定性は優れています。
アルカリ溶液中では、徐々に加水分解されてクロセチンに変化します。クロセチンはクロシンに比べ、緑味の黄色（赤味が減少する）になるため、見掛けの濃度が下がったように感じられることがあります。
溶解性: 本品は水、アルコール、酢酸に可溶、油脂に不溶です。粉末、顆粒品は賦形剤、希釈剤としてブドウ糖などを含むため高濃度のアルコールや酢酸中で不溶物を生じることがあります。
染着性: 蛋白質、澱粉質などへの染着性は比較的優れています。蒲鉾などに使用したとき、食用黄色4号に比べて浸透、溶出性は少なくなっています。沢庵漬けに使用するとき、大根内部への浸透速度は遅く、食用黄色4号に較べ5倍以上の時間を要します。
耐熱性: アルカリ性から中性域では比較的安定ですが、酸性側ではやや劣ります。
通常の加熱調理には耐えられます。
耐光性: 光に対してやや不安定ですが、別記用途の項にあるような各種食品に使用されています。
本品の0.16%水溶液（pH3.0）の、蛍光灯3000Lux・4日間照射後の色素残存率は約100%です。

■　ニチノーカラー	Y-KH	濃橙黄色の液体	用途：中華麺、漬物、菓子等
■　ニチノーカラー	Y-KH15	濃橙黄色の液体	用途：中華麺、漬物、たまご焼き等
■　ニチノーカラー	Y-40L	濃橙黄色の液体	高濃度品。用途：中華麺、漬物、菓子等
■　ニチノーカラー	Y-S15P	橙黄色の粉末	用途：中華麺、漬物、菓子等
■　ニチノーカラー	Y-SH60	橙黄色の粉末	高濃度粉末品。用途：中華麺、漬物、菓子等
■　ニチノーカラー	Y-3000（顆粒）	橙黄色の顆粒	溶解性の良い高濃度細粒品。用途：中華麺、漬物、菓子等
■　ニチノーカラー	クチナシT-O	濃橙黄色で油分散性の液体	用途：チョコレート等

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クチナシ青色素

アカネ科クチナシ（学名:Gardenia augusta MERRILL.var.gradiflora HORT）の果実の抽出物に含まれるイリドイド配糖体とタンパク分解物との混合物に酵素を作用させて得られた青色色素です。595nm付近に最大吸収波長を持ち、水に溶解して青色を呈します。中性付近～アルカリ性では、熱に対しては比較的安定ですが、光に対してはやや不安定です。水・アルコール・プロピレングリコール・酢酸等に可溶、油脂類には不溶です。日農化学のクチナシ青色素は、赤味の少ないタイプから赤味の強い青紫系の色調の製剤、また、耐酸性タイプもご用意しています。

外観: 暗青色の液体で僅かに特有のにおいを有します。
色調: 水に溶解すると鮮明な青色を呈します。
（λmax=600nm付近）
pH: BLUE-L　pH4.5以上では色調の変化は殆どなく、pH4.5以下では不溶化して色素が析出します。
BLUE-B150　pH3以上では色調の変化は殆どなく、pH3以下では不溶化して色素が析出します。
溶解性: 水、含水エタノール、含水プロピレングリコールに可溶、油脂には不溶です。
耐熱性: 熱に対しては比較的安定です。
耐光性: 光に対しては比較的安定です。

■　ニチノーカラー	BLUE-L	濃青色の液体	透明感のある青色。用途：チューインガム、菓子等
■　ニチノーカラー	BLUE-B150	濃青色の液体	耐酸性品。用途：チューインガム、キャンディー、飲料等
■　ニチノーカラー	BLUE-B300	濃青色の液体	BLUE-B150の2倍濃度品。用途：チューインガム、キャンディー、飲料等
■　ニチノーカラー	BLUE-15R	濃青色の液体	透明感のある青色で耐酸性品。用途：チューインガム、キャンディー、飲料等
■　ニチノーカラー	BLUE-CP100	濃青色の液体	赤味のある青色タイプ。用途：漬物、菓子等
■　ニチノーカラー	BLUE-BP	濃青色の液体	BLUE-B150タイプの粉末品。用途：チューインガム、キャンディー、飲料等
■　ニチノーカラー	ブルーP	濃青色の液体	BLUE-Lタイプの高濃度粉末品。用途：チューインガム、菓子等
■　ニチノーカラー	ブルーO	濃青色で油分散性の液体	用途：菓子、チョコレート等

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ベニバナ色素

キク科ベニバナ（学名:Carthamus tinctorius L.）の花弁より水で抽出、高度な精製を経て得られたフラボノイド系の黄色色素です。405nm付近に最大吸収波長を持ち、水に溶解して黄色を呈します。中性付近～酸性では熱・光に対して安定です。アルカリ性で色調がやや赤味に変化しますが、その他はほとんど色調の変化はありません。水・アルコール・プロピレングリコール・酢酸等に可溶、油脂類には不溶です。日農化学のベニバナ黄色素は、ベニバナ特有のクスミとにおいを精製技術により除去、幅広い用途にご使用いただけます。また、通常品よりやや赤味の色調を持つ製剤もご用意しています。

外観: 僅かに特有のにおいを有する黄〜黄褐色のやや粘性のある液体。
色調: 黄色系色素の中ではクルクミンに次いで赤味の少ない黄色です。クスミの少ない鮮明な黄色を呈します。
（λmax=405nm付近）
pH: 酸性域ではほとんど色調の変化はありません。アルカリ性でやや赤味を帯びます。
溶解性: 水、含水アルコール、プロピレングリコールに澄明に溶解しますが、油脂に不溶です。
耐熱性: 熱に対しては比較的安定です。
耐光性: 光に対して黄色系色素の中では最も安定で、飲料やゼリーなど透明容器の製品にも使用できます。

■　ニチノーカラー	SL-23F	橙黄色の液体	用途：飲料、菓子、漬物等
■　ニチノーカラー	SL-50FA	橙黄色の液体	透明感のある黄色。用途：飲料、菓子、漬物等
■　ニチノーカラー	ベニバナ500	橙黄色の液体	用途：飲料、菓子、漬物等
■　ニチノーカラー	SR-P15	赤色の粉末	用途：錠菓、チョコレート等

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トウガラシ色素

ナス科パプリカ及びトウガラシ（学名:Capsicum annuum LINNE.）の果実より溶剤抽出によって得られたカロテノイド系の橙色色素です。460nm付近に最大吸収波長を持ち、油に溶解して橙色を呈します。熱に安定、光にはやや不安定です。油脂類に可溶、アルコールには一部可溶、水に不溶です。日農化学のトウガラシ色素は、原体として二酸化炭素超臨界精製を行ったものを使用、においが低減されているため、幅広い用途でご使用いただけます。

外観: R-GPは橙赤色の粉末で僅かに特有のにおいを有します。PE-10は橙赤色のやや粘稠な液体で僅かに特有のにおいを有します。
色調: 水に溶け鮮明な黄橙〜橙赤色を呈します。
pH: 色調の変化はありません。
溶解性: 原体及び油溶性製剤：油脂等に可溶、水に不溶です。
水分散性乳化製剤：水に分散、油脂に不溶です。
耐熱性: 熱に対して安定です。通常の食品加工に耐えます。
耐光性: 光に対してはやや不安定です。
トコフェロール等酸化防止剤の併用で改善されます。

■　ニチノーカラー	R-GP	赤橙色で水分散性の粉末	用途：唐揚粉、米菓、水産加工品等
■　ニチノーカラー	PE-10	赤褐色で粘ちょうな水分散性の液体	用途：キムチ、中華麺、米菓等
■　ニチノーカラー	パプリカ色素30S	赤褐色で粘ちょうな水分散性の液体	高濃度品。用途：キムチ、タレ、米菓等
■　ニチノーカラー	PO-5	赤褐色で油溶性の液体	用途：ラー油、チョコレート等

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β-カロテン色素

合成のβ-カロテンを主成分とした赤色色素または黄色色素です。黄～橙色を呈し、pHによる色調の変化はありません。水、グリセリン、プロピレングリコールに不溶、油脂類に可溶、アルコールにわずかに溶解します。熱には安定、光や空気中の酸素による酸化で褪色しやすい。弊社では赤色を呈する特殊な乳化分散製剤と、黄色を呈する一般的な乳化製剤をご用意しています。

外観: 原体：赤褐色～紫褐色
乳化製剤（赤）：赤橙色　　（黄）：橙黄色
色調: 原体：油脂に溶解して黄～橙色を呈します。
乳化製剤（赤）：水に分散して赤橙色～ピンク系の色を呈します。
乳化製剤（黄）：水に分散して橙黄色～黄色を呈します。
pH: 原体：pHによる影響はありません。
乳化製剤（赤）：強酸性,強アルカリ性では乳化が不安定になります。
乳化製剤（黄）：強酸性,強アルカリ性では乳化が不安定になります。
溶解性: 原体：油脂類に可溶、水、グリセリン、プロピレングリコールに不溶、アルコールにわずかに溶解します。
乳化製剤（赤・黄）：水に分散します。油脂類と接触すると乳化が不安定になり、油脂類にβ-カロテンが溶け出し、黄色を帯びます。
耐熱性: 原体：熱には安定です。
乳化製剤（赤・黄）：熱には比較的安定ですが、高温で長時間曝されると乳化が不安定になります。
耐光性: 原体：光には不安定です。
乳化製剤（赤・黄）：光には不安定です。

■　ニチノーカラー	R-AN	橙赤色の粘ちょうな水分散性の液体	添加量によりピンク色を示す。用途：水産練製品、寒天等
■　ニチノーカラー	Y-AS	黄橙色の粘ちょうな水分散性の液体	用途：たまご焼き、水産練製品等

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クロロフィル色素

クロレラ科クロレラ（学名:Chlorea pyrenides CHIK）から溶剤抽出し、精製を経て得られた緑色色素です。油脂類に溶解して緑色を呈します。pHによる色調の変化はほとんどありませんが、pH5以下では褐変します。油脂,クロロホルム,アセトン,エタノールに可溶、水に不溶です。中性～アルカリ性では比較的安定、熱・光には不安定です。日農化学のクロロフィルは、クロレラを原料として使用し、水分散型乳化製剤、油溶性製剤をご用意しています。

外観: 原体及び油溶性製剤：濃緑色
水分散性乳化製剤：濃緑色
色調: 原体及び油溶性製剤：油脂に溶解して緑色を呈します。
水分散性乳化製剤：水に分散して緑～黄緑色を呈します。
pH: 原体及び油溶性製剤：pHによる影響はほとんどありませんが、pH5以下では褐変します。
水分散性乳化製剤：強酸・アルカリ性では乳化が不安定になります。
溶解性: 原体及び油溶性製剤：油脂等に可溶、水に不溶です。
水分散性乳化製剤：水に分散、油脂に不溶です。
耐熱性: 原体及び油溶性製剤：熱には不安定です。
水分散性乳化製剤：熱には不安定です。
耐光性: 原体：光には不安定です。
水分散性乳化製剤：光には不安定です。

■　ニチノーカラー	G-A	濃緑色で水分散性の液体	用途：水産練製品、菓子等
■　ニチノーカラー	G-AO-3	濃緑色で油溶性の液体	用途：キャンディー、ガム等
■　ニチノーカラー	G-AO	濃緑色で油溶性の液体	G-AO-3の高濃度品。用途：キャンディー、ガム等

混合色（緑）色素

クチナシ青色素を青成分とし、クチナシ黄色素、ベニバナ黄色素、ベニコウジ黄色素のいずれか、または複数を黄成分として任意の混合比率で混合し、色調調整したものです。使用する黄成分によって性状が変わります。共通として、水に可溶、油脂に不要です。詳細は各原料説明を参照ください。

外観: 濃緑色
色調: 水に溶解して青緑色～黄緑色を呈します。
pH: クチナシ黄色素・・・・・酸性でやや不安定になります。
ベニバナ黄色素・・・・・アルカリ性で色調が暗くなり、やや不安定になります。
ベニコウジ黄色素・・・・強酸・アルカリ性で不安定になります。
※クチナシ青色素は、耐酸性のものとそうでないものがあります。
溶解性: 水に可溶、油脂に不溶です。
耐熱性: 各色素説明をご覧ください。
耐光性: 各色素説明をご覧ください。

■　ニチノーカラー	G-KS	クチナシ青色素とクチナシ黄色素の混合色で濃緑色の液体	用途：茶そば、和菓子、糖衣等
■　ニチノーカラー	G-K3	クチナシ青色素とクチナシ黄色素の混合色で濃緑色の液体	用途：茶そば、漬物、飲料等
■　ニチノーカラー	グリーンP	クチナシ青色素とクチナシ黄色素の混合色で濃緑色の粉末	用途：茶そば、練りわさび、和菓子等
■　ニチノーカラー	GL-10FB	クチナシ青色素とベニバナ黄色素の混合色で濃緑色の液体	耐酸性品。用途：茶そば、漬物、飲料等
■　ニチノーカラー	GL-5FB	クチナシ青色素とベニバナ黄色素の混合色で濃緑色の液体	GL-10FBに比べて青味の強い緑色。用途：茶そば、漬物、飲料等
■　ニチノーカラー	GM-76	クチナシ青色素とベニコウジ黄色素の混合色で濃緑色の液体	明るい緑色。用途：ゼリー、練りわさび、菓子等

G-Kシリーズ
GLシリーズ
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混合色（橙）色素

主にトウガラシ色素乳化製剤，β-カロテン乳化製剤を任意の混合比率で混合し、色調調整したものです。使用する色素は乳化製剤のため、水に分散し、油脂に不溶です。また、過剰な熱や強酸・アルカリ性で乳化が不安定になる可能性があります。詳細は各原料説明を参照ください。

外観: 濃橙黄色
色調: 水に溶解して橙色～橙黄色を呈します。
pH: 強酸・アルカリ性で乳化が不安定になる可能性があります。
溶解性: 水に分散、油脂に不溶です。
耐熱性: 各色素説明をご覧ください。
耐光性: 各色素説明をご覧ください。

■　ニチノーカラー	MAG-Y	トウガラシ色素とβ-カロチンの混合色。赤橙色で水分散性の液体。	用途：ゼリー、菓子、中華麺等
■　ニチノーカラー	MEL-R	トウガラシ色素とβ-カロチンの混合色。赤橙色で水分散性の液体。	MAG-Yより赤味の強いタイプ。用途：ゼリー、菓子、中華麺等

混合色（紫）色素

クチナシ青色素を青成分とし、主にアントシアニン系の赤色色素を赤成分として任意の混合比率で混合し、色調調整したものです。アントシアニン系の色素を使用するため、pHにより色調の変化があります。溶解性は水に可溶、油脂に不溶です。詳細は各原料説明を参照ください。

外観: 濃赤紫色
色調: 水（酸性）に溶解して赤紫色～紫色を呈します。
pH: pHにより若干色調が変化します。
（アントシアニン系色素の影響）
溶解性: 水に可溶、油脂に不溶です。
耐熱性: 各色素説明をご覧ください。
耐光性: 各色素説明をご覧ください。

■　ニチノーカラー	BK-1000	アカキャベツ色素とクチナシ青色素の混合色で濃赤紫色の液体	用途：キャンディー、氷菓、漬物等
■　ニチノーカラー	RK-1210	アカダイコン色素とアカキャベツ色素の混合色で濃赤紫色の液体	用途：桜漬け、梅漬け等
■　ニチノーカラー	RK-1010	アカダイコン色素とアカキャベツ色素の混合色で濃赤紫色の液体	用途：桜漬け、梅漬け等

その他

ビートレッド	ビート（Beta vulgaris Linné）の根から得られた色素。赤紫～暗紫色の粉末又は液体。
ブドウ果皮色素	アメリカブドウ（Vitis labrusca Linné）又はブドウ（Vitis vinifera Linné）の果皮から得られた色素。赤～暗赤色の粉末又は液体。
トマト色素	トマト（Lycopers con esculentum Miller）の果実から得られた色素。褐～暗赤色の粉末又は液体。
ムラサキトウモロコシ色素	トウモロコシ（Zea mays Linné）の種子から得られた色素。暗赤色の粉末又は液体。
アナトー色素	ベニノキ（Bixa orel ana Linné）の種子の赤色被覆物から加水分解を経て作られた色素。赤褐色～褐色の液又は粉末。
ウコン色素	ウコン（Curcuma longa Linné）の根茎から得られた色素。黄～暗赤褐色の粉末又は液体。