和菓子の定番である練りきりを各種の天然着色料で着色してみました。

練りきりの生地の主材料は白あんですが糖質が主で、食物繊維やたんぱく質も多く含まれています。pHとしては中性域であるためアントシアニン色素はやや紫味によりがちですが、この試作ではアカダイコン色素でもきれいな色がでました。また緑色はクチナシ青色素とクチナシ黄色素又はベニバナ黄色素の混色ですが、いずれも天然色素らしい落ち着いた色調になりました。青色は本来あまり食品には馴染まない色ですが、クチナシ青色素で作ったこの２つの練り切りは、夏の暑い最中でも、見た目の涼しさを楽しませてくれる和菓子として違和感のない色合いがでているのではないでしょうか。