着色料

着色料

ベニコウジ色素

紅麹菌が産生する色素を含水アルコールにて抽出、精製して得られた赤色色素です。490nm付近に最大吸収波長を持ち、弱酸性~中性付近で赤色を呈します。熱には比較的安定ですが、光に対しては不安定です。水・アルコールに可溶、油脂類には不溶です。日農化学工業(株)のベニコウジ色素は、赤味のより強いタイプ等色調の異なる製品を取り揃えております。優れた染着性を活かした表面着色、練り込み混和着色にご使用いただけます。

外観 暗赤色の液体で特有のにおいを有します。
色調 食品に使用したとき、練りこみなど混和着色の場合はやや紫味の赤(魚肉ソーセージの色)を呈します。
本品の色素液に浸漬、又は塗布して着色するときは朱赤(やや暗いカニ蒲鉾の色)を呈します。
(λmax=495nm付近)
酸性:色調の変化はありませんが、pH4前後で色素が不溶化して濁りや沈殿を生じることがあります。
アルカリ性:不安定で徐々に橙赤色に変化します。
溶解性 本品は水、含水アルコールに可溶、油脂に不溶です。
酸性側(pH4前後)で色素が不溶化して析出し、濁りや沈殿を生じます。
耐熱性 比較的安定で、通常の調理加工には充分耐えます。
耐光性 耐光性は劣ります。着色された加工食品は、なるべく遮光した包装をお奨めします。
本品の0.16%水溶液(pH3.0)の、蛍光灯3000Lux・4日間照射後の色素残存率は、約93%です。

製品

ニチノーカラー MNS 暗赤色の液体 用途:水産加工品、米菓、タレ等
ニチノーカラー MNS-R 暗赤色の液体 用途:水産加工品、タレ、着色麺等
ニチノーカラー MNS-P3 暗赤色の粉末 用途:水産加工品、飲料、着色麺等
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