着色料

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ベニバナ色素

キク科ベニバナ(学名:Carthamus tinctorius L.)の花弁より水で抽出、高度な精製を経て得られたフラボノイド系の黄色色素です。405nm付近に最大吸収波長を持ち、水に溶解して黄色を呈します。中性付近~酸性では熱・光に対して安定です。アルカリ性で色調がやや赤味に変化しますが、その他はほとんど色調の変化はありません。水・アルコール・プロピレングリコール・酢酸等に可溶、油脂類には不溶です。日農化学工業(株)のベニバナ黄色素は、ベニバナ特有のクスミとにおいを精製技術により除去、幅広い用途にご使用いただけます。また、通常品よりやや赤味の色調を持つ製剤もご用意しています。

外観 僅かに特有のにおいを有する黄〜黄褐色のやや粘性のある液体。
色調 黄色系色素の中ではクルクミンに次いで赤味の少ない黄色です。クスミの少ない鮮明な黄色を呈します。
(λmax=405nm付近)
pH 酸性域ではほとんど色調の変化はありません。アルカリ性でやや赤味を帯びます。
溶解性 水、含水アルコール、プロピレングリコールに澄明に溶解しますが、油脂に不溶です。
耐熱性 熱に対しては比較的安定です。
耐光性 光に対して黄色系色素の中では最も安定で、飲料やゼリーなど透明容器の製品にも使用できます。

製品

ニチノーカラー SL-23F 橙黄色の液体 用途:飲料、菓子、漬物等
ニチノーカラー SL-50F 橙黄色の液体 用途:飲料、菓子、漬物等
ニチノーカラー ベニバナ500A 橙黄色の液体 用途:飲料、菓子、漬物等
ニチノーカラー SR-P15 赤色の粉末 用途:錠菓、チョコレート等
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